陸上競技で「十種競技(女子は七種)」ってのがあるのをご存じですか? これは、2日間で合計十種(100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、110mH、円盤投、棒高跳、やり投、1500m)の競技を行い、その記録を得点に換算して、合計得点を競う陸上競技です。
短距離と走り幅跳びなんて感じで、いくつかの競技を掛け持ちする選手は多くいますが、十種競技は「短距離、中距離、ハードル、跳躍、投てき」とバラエティにとんだ競技をある程度高いレベルで、こなさなければならないわけです。
2日間で十種類の競技をこなすのも大変なわけですが、本番までに十種類の競技の練習をしなければならないって事も大変だと思います。
最近、久しぶりにカメラマンの様な仕事もしています。先日、ある陸上競技大会の撮影に行ってきました。そこで、女子の七種競技の「やり投」を撮影している時に、ふと思ったわけです。どう見ても「やり」を投げなそうな選手が競技していたりするので、「その競技だけ」を観ているとなんとなく迫力に欠ける投てきで、記録も専門競技者のそれには及ばない選手が多いわけです。そうは言ってもある程度高めのレベルの投てきをしています。驚くのは、その選手が数十分後には「800m」で走っていたりするわけですよ! 当然、「800m」もある程度高いレベルのタイムでゴールするわけです。
専門競技者が高いレベルの走りや跳躍、投てきをするのも凄いわけですが、多くのタイプの違う競技をこなしてしまうこの人達は、また違う意味で凄いなと思いました。
「なんでも屋」でもある程度の「レベル」は必要
私は、知り合いとかに「なんの仕事をしてるの?」なんて聞かれると、ちょっと答えに困ります。基本的には「広告等のデザイン」ってのが本業なんだと思いますが、「Webサイト制作」なんてのもあるし、近頃は「撮影(カメラマン)」だったりもして、さらに時々…これは手伝い程度ですが「イベント運営」「出展ブースのデザイン」なんてのもあったりします。こんな事を話しながら、「まあ、なんでも屋みたいなもんだね!(笑)」なんてしめくくる事が多いのですが、この「なんでも屋」が問題。
「十種競技(女子は七種)」の選手も、乱暴な言い方をすれば、「陸上のなんでも屋」なわけです。ですが「なんでもやるから、なんでも素人」では、勝てません。その『なんでも』をあるレベル以上でこなすから、「十種競技(女子は七種)」の選手達は凄いのです。
仕事においても同じ様な事が言えるのではないでしょうか? 「あれもやりますよ!」「これもまかせてください。」の『なんでも屋』でも、仕事の後で「まあ、専門者ではないので、この程度のレベルの仕事で勘弁してください…」ではダメなのではないでしょうか?
『なんでも屋』が悪いと言っているのではなく、何をやらせても素人仕事しかできない『なんでも屋』がダメなのです。何をやらせてもある程度のレベルの仕事ができる『なんでも屋』じゃなければ、お金をもらっちゃまずいでしょ!
『なんでも屋』の皆さん! 玄人に成れなくても、スーパーな素人ではありましょう!
なんて言いながら・・・自分はどうだろう? 「ダメ」なほうになっちゃいないだろうか?



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